STAX ポータブルドライバ試作品「SRM-D10」を試聴しました
ブログ更新の本日は4月1日っちゅーことで世間ではエイプリルフールなわけで大企業の公式サイトから個人ブログまで如何にして凝ったウソネタをお見舞いしてやろうと披露されておりますが、当ブログはぶっちゃけ毎日エイプリルフールみたいなもんなので特にそーゆーネタはしなくても良いか的な感じで参りたい次第。
さて、いつものようにお家でだらだらとツイッターを見てたらこんなツイートを発見
【関東上陸!】フジヤエービック、2月頃から海外各所に出没していたスタックスのUSB DACポタアン "SRM-D10" 店頭無料試聴会を3/31(土)午後、中野ブロードウェイの店舗で開催。お持ちのスタックスがあればぜひご持参を! #stax #headphoneamp #フジヤエービック https://t.co/T9bLfbxjPr pic.twitter.com/DsFqCY8nn1
— FUJIYAAVIC フジヤエービック (@FUJIYAAVIC) 2018年3月27日
にわかSTAX信者の僕としましてはこれはもう是が非でも行っておくべきだと思ったし、マイイヤスピ持参も大歓迎!とのことで
僕の魂の愛機SR-L500を持ってきました!正直フツーのヘッドホンみたく肩に掛けて移動しても良かったんスけど俺の鋼のメンタルをもってしても周りの視線に耐えられる気がしなかったので止めました。
STAXを知らない人「なにあの人、なんか変なヘッドホン首にかけてるwwwキモイwww」
STAXを知ってる人「なんであいつドライバー無いのにイヤスピ首にかけてんだwwwウケルwww」
まぁSTAXのイヤスピはほとんどが室内で使う用ですしね。ドライバーも無いのに外に持ち出す方が頭おかしぃとしか思えないわけで、そんな概念が今開発中のポータブルドライバーが登場することで覆るかもしれない!皆が各々お気に入りのイヤスピを身に着けて街を闊歩する未来がやってくるかもしれない!
などと妄想しながらそんなこんなでフジヤエービックPart3に向かい、早速ポータブルドライバーの試作品を拝見。
実物見ると意外とコンパクト。ケース付けたiPhone SEを重ねると丁度良いくらいに重なった。筐体の触れる部分の殆どが金属パーツで構成されており手に持った感じひんやりかつズッシリしており質感はチリバツにグッドだと思った。さすがに450gはちと重いけれども。。
全面は電源スイッチ兼ボリュームのみ。背面はアナログ入力とUSBデジタル入力および両者の切り替えスイッチ、それと給電・充電用のDC入力。
筐体内にバッテリー内蔵でフル充電で3~5時間駆動出来るそうな。
早速試聴用に繋がれていたSR-003mk2で聴かせてもらい感想をば。iPhoneはCCKを介しデジタル接続。
さっくり書き出すとこんな感じ。ぶっちゃけ003mk2を聴いたのは初めてでありあの小さな筐体でもちゃんとSTAXしているのは驚愕でありやっぱSTAXさんすげぇなぁって思った。
ここで我が手持ちのSR-L500を投入。
5ピンプラグ挿し替えた時に思ったのがちょっと抜き挿しが固いかなと。据え置き用でもその固さには少し気にはなっていたけれども、ポータブルだとドライバ重量が軽い分より挿抜に力を入れないといけないと感じた。
確かにケーブルが重いのでそれを支えるのにガッチリ接続できる方が良いのかもしれないけれども、外でポタアン・家で据え置きと頻繁に付け替える事を考えると後もうほんの少しだけ緩くしても良いんじゃないかなぁと思った。
('18 7/7追記)
製品版で改善を確認しました。プラグの挿抜がし易くなっておりました。さすがです。
SR-L500を使用しての音質の感想をば。筆者が普段使用してるドライバーはSRM-353Xなのでそれとの比較になります。
- 低音が強く出ていると感じた
- 全体的に音に雑味があるように思えた
- 艶やかさは353Xの方が上
ちなみにアナログ入力でも試してみました。
DENON DA-10のライン出しで接続。その結果低音強いのが収まった。雑味の少なさや艶やかさはあまり変わらず。このことから低音強いのはきっとDAC側の味付けであると言えよう。まさに音的にもポータブル向けって感じだ。
まぁそんなこんなで一通り聴き終えて、STAXの営業さん(?)に製品についてお話を伺いました。以下さっくり概略。
僕「SRM-D10の発売日はいつになりますか?」
STAXの営業さん(以下S)「これがいつになるか決まってないんです」
僕「ポタアン出すってことは今後ポタ向けのイヤスピを出す予定は?」
S「無いですね。ただSRS-002・SR-003mk2を密閉型にするアタッチメントを開発中です」
僕「SRM-D10、中国製って書いてあるんですけどSTAXさんはどういう風に開発をされてきたんでしょうか?」
S「我々はポタ向けのDACを作ったことがなくて、親会社がそういう技術のある工場を持っていったんでそこで試作したものを当社でチェックして変更要望を出し、また試作してもらったものをチェックして…の繰り返しで開発を進めました」
僕「SRM-D10の販売価格いくらくらいになりますか?」
S「そこら辺も決まってなくてですね…反対にいくらくらいになると思います?」
僕「78,000円(税別)!と最初思ってたんスけど実物見たら思いの外質感良かったんでこれなら98,000円(税別)でも良いかと(笑)」
S「参考にさせていただきます(笑)」
…
といった具合に話が盛り上がってしまい、他の製品から会社のことまで色々話をして頂きました。その結果、試聴よりもお話のほうが長くなるという有様で、長々とお付き合いして下さり感謝。
おかげでSTAXという会社がますます好きになったし本社試聴室にも行きたくなったし近い内に行ってみようかと思います。
この記事を読んでる皆ももし近所の電器屋でイヤースピーカーを見かけたら見た目や値段でドン引きせずに一度手に取ってその音色聴いてみて欲しい!きっと惚れること請け合いである、って感じで布教で締めたいと思う。
STAX | Electro Static Audio Products(偉大なるSTAX社のHP)
おわり
4/24更新
SRM-D10が正式発表されました!お値段税別9万円です。予想より8千円やすい!
Newフラッグシップ「SR-009S」、初のDAC搭載ポータブルドライバーユニット「SRM-D10」登場です。 | STAX